トンネル栽培の温度記録
- 2018.02.07
- データロガー
のらぼうちゃんです。
相変わらず寒いですね。
寒いのでトンネル栽培の記事です。
【ビニールトンネルは本当にあたたかいのか?】
そうです。少し調べても本当にあたたかいのか。どれくらいあたたかいのか。夜はどうなのか。といった具体的なデータがなかなか出てこない感じなんですよね。
ならば実際に測ってやろうじゃないか!
ということで、今期はデータロガーを導入しました。
こちら。
elitech RC-5 USB Temperature data loggerでございます。
<オフィシャルサイト>
https://www.elitech.uk.com/temperature_logger/Elitech_USB_Temperature_Data_logger_RC_5_147.html
本体裏のふたを開けて電池をセット!
サイトから管理ツールをダウンロード/インストールしてUSBにつなげて各種セッティングをすれば勝手に温度を測って記録し続けてくれますよ!
ちなみに私は15分ごとに記録するセッティングにしています。1日24時間なので1日あたり24×4=96個のデータがどんどん蓄積されていきます。
一応ウォータープルーフらしいんですが汚れるとイヤなので、小さいジップ付きビニール袋に入れて、ビニールトンネル内のダイコンの葉影においてあります。
畑にノートパソコンを持参してUSBに差すことで、たまっていたデータを簡単に吸い上げることが可能です。
畑でノーパソいじってるのもかなりアヤシイですが、これはなかなか面白いですよ。
さて本題です。
先日の大雪の日と、その後の天気のよかった日の記録を表にまとめたものがコチラ!
説明しますと、グラフ左側の全体的に低い部分が大雪の日。真ん中と右の山が2つある部分が晴れた日2日分のグラフになります。赤色のグラフがトンネル内温度、青色のグラフが気象庁発表の東京の気温です。
ざっくり見ると、日照のない日はトンネル内の温度はほとんど上昇しないようです。天気にかかわらず、夜から明け方の気温にも外気との明確な差はないようです。現在使用しているビニールに保温性能がないことも原因だと思われます。
注目したいのは日照のある日の温度です。
1月23日12時の気温は9.2度だったのに対し、ビニールトンネル内は20.5度!実に10度以上暖かいのです。
1月24日12時の気温6.4度に対し、トンネル内19.2度!約13度ほど暖かいですね。
日照に比例しているのか、トンネル内温度が最高値になるのは12時ですね。畑に日が当り始めるのが9時ごろからなので、9時と10時の温度差も10度くらいあります。日照によって急激に温度上昇していることが判明しました。
太陽すごい!
ビニールの内側が結露して曇ってしまいますが、中の野菜はみずみずしく元気に育っていますので問題ないようです。水分の蒸発も防げていると思います。
結構適当に設置したビニールトンネルですが、あたためる効果はなかなかのものですね!
-
前の記事
プチヴェールの思い出 2018.02.02
-
次の記事
今日ののらぼうファーム 2018.02.10